日本猫 イルカちゃん 初診時1歳未満
妊娠中の交通事故による腹壁ヘルニア、右大腿骨骨折、そして生まれつきの両側上眼瞼形成不全の矯正手術を行いました
飼い主となったOさんは、なぜかいつもこういうかわいそうな猫ちゃんを見つけて連れてこられる人です (^^ゞ
日本猫 小鉄くん 手術時5歳
尿路結石による尿道閉塞を繰り返す猫ちゃんが対象となる手術で、内径が大きい骨盤部で尿道を切断して皮膚に縫い付ける手術です
本来は、去勢と同時に陰嚢を切除するので、術後の外見は女の子のようにつるんとなるのですが、この子は実験的に去勢後の陰嚢の皮膚を利用して、男の子らしさを残してみました
・左の写真は手術の1月後、右側の3枚は6年後の姿です
去勢済みですが男の子らしい自然な外観で、排尿口の狭窄もありません
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日本猫 シンちゃん 去勢済み 年齢不詳
便秘で自力で排便できない猫は、麻酔下で宿便を定期的に肛門側から出してあげるか、結腸部分を切り取る手術が必要になります
便秘でお悩みの飼い主様は、ぜひご相談ください
⭐️猫の便秘症については、こちらをお読みください
ジャンガリアンハムスター くるみちゃん 初発時1歳
胸部の皮下に腫瘍ができ、みるみる大きくなってきたので受診、飼い主様は熟考の末に切除手術を希望されました
病理検査は希望されませんでしたので確定診断はできませんが、院内検査では独立円形細胞腫瘍でした
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フェレット 陽子ちゃん 避妊済み 初発時5歳
左側副腎腫瘍を摘出後、発毛も見られ1年2ヶ月後に6歳で亡くなりました
バーニー ダムちゃん 未去勢 初発時5歳
この腫瘍は当時、『悪性組織球腫』と呼ばれていて、あっという間に全身に転移をして、全く打つ手のない悪性腫瘍でした
今でも根治は難しい腫瘍ですが、抗がん剤治療をお勧めしています
日本猫 チイちゃん 避妊済み 初発時9歳
この子はあの地震後、山古志からの避難猫でした
新しいご家庭で幸せに暮らしていましたが、摘出手術後、抗がん剤の治療(メトロノーム療法)を行い、術後5ヶ月で亡くなりました
⭐️詳しくは、よくある腫瘍 > 肥満細胞腫を参照ください
日本猫 チビちゃん 去勢済み 初発時3歳 FeLV(−) FIV(−)
前眼房に限局して発生したリンパ腫で、抗がん剤治療(ADM)により前眼房の腫瘍はなくなりましたが、視力を失い、後に神経症状が認められるようになりました
M.ダックス つばさくん 去勢済み 初発時7歳
アトピー性皮膚炎で治療中でしたが紅皮症が見られるようになり、病理検査でリンパ腫(パジェット様細網症)と診断され治療を行いました
Facebookの病院ページに治療の記録を残してあります
日本猫 笹川タマちゃん 避妊済み 初発時8歳 FeLV(−) FIV(+)
腫瘍は骨盤腔の入り口で直腸を圧迫していて、排便のために力むと肛門部から飛び出し、直接に確認することができました
開腹して腫瘍部分を切除し、術後、抗がん剤による化学療法(COP)を行いました
切除手術5年7ヶ月後、脾臓腫瘤が見つかり脾臓摘出後の細胞診でリンパ腫を確認しました
慢性腎臓病のため、術後の化学療法は行わず支持療法のみで、4ヶ月後に永眠されました