糖尿病ニャンコの血糖コントロール

糖尿病ニャンコの血糖コントロール/長谷川動物病院
FSリブレ装着中のマオくん/長谷川動物病院

 

こんにちは、スタッフニャンコのマオです。😺

 

今年はあったかいね、まだ2月なのに今日なんて4月並みの暖かさ。すぐにまた寒くなるみたいだけどね。みんな、元気?😸

 

 

僕は、去年、17歳で糖尿病になりました。😿

 

今は、毎日2回、先生からインスリンの注射を打ってもらっているんだよ。😺

 

おかげで、糖尿病でも普通に近い生活が送れてます。体重も減らないしね。😽

  

今回は、僕みたいな糖尿病ニャンコが元気な毎日を送るために不可欠な、血糖コントロールについてお話しします。😺

 

 

 

僕の1日は、朝の体重測定から始まるんだよ。それから尿糖を確認します。😺

 

僕の飼い主である先生は、体重尿糖の結果と尿量(飲水量)と、僕の動作表情から、インスリンの投与量を決めてるみたい。それと定期的な血液検査😽

 

尿糖の欠点は、結果に時間的なズレが生じる(今現在の結果ではない)ことと、マイナスの場合は、ちょうどいいのか下がりすぎてるのか、分からないこと。

 

低血糖だと体重は減らないし、ひどくなければ、よく観察してないと見逃しちゃてるかもしれない。ニャンコはわかりにくいんだよ。

 

だから、定期的な血液検査で、きちんとコントロールできているのか確かめる必要があるんだよ。😺 

 

ちなみに低血糖の時は、僕は冴えない顔してるんだってさ。😿

 

低血糖が軽度の時は、体がだるくて、眠たくて、元気がなくて、不安そうな顔してたり、ぼーっとしてたり、寒気がして震えてたり、歩くとふらついたり、とにかくシャキッとしてないらしいよ。😽

 

重症になると、意識がなくなったり痙攣したりするから、そしたらすぐにブドウ糖を口に含ませて、病院へ連絡してね。

 

きちんと対応すれば低血糖は必ず回復するからさ、怖がる必要はないよ。😺

 

逆に、低血糖が怖いから自己判断でインスリンの注射を止めるなんてことは、絶対にやめてね。糖尿病性ケトアシドーシスになってしまうかもしれないよ。

 

そっちの方が、ずっと怖いよ。🙀

 

 

 

僕のコンディションは毎日同じじゃない。17歳だからいろんな病気や感染症になったり、ストレス強めの日があったりするよ。😿

 

ニャンコの糖尿病は、他の病気やストレスに影響されやすいからね。

 

だから、インスリンの投与量も、厳密には毎回同じとは限らないんだよ。😺

 

  

血糖値を上手にコントロールすることが、糖尿病の治療目標だよね。

 

それは、(食べた食事をきちんと体に吸収するために)適切なインスリンを、適切な時間に、適切な量だけ注射すること。

 

そのためには、インスリンを注射した後の血糖値の変化を知ることが、必要なんだよ。😺

 

そもそも、血糖値がわからなければ何もできない。

 

それに、点(1回の採血)ではなくて線(複数回の採血)で理解しないと、同じ血糖値でも今は、上昇途中なのか下降途中なのか、わからないよね?

 

インスリンを注射した後、血糖値はどれくらい下がって、どれくらいの時間効いているか、わからなければ、インスリン製剤や投与量を決められない。

 

 

インスリン製剤は何種類かあって、それぞれ作用時間と効力が違うの。

 

その子に最適なインスリンをどれだけ投与するかを決めるためには、リラックスしている状態で、時間の経過とともに血糖値がどう変化するかを知る必要があるんだよ。

 

だから、糖尿病と診断されたら病院に2~3日入院してもらって、インスリン投与後2~3時間おきに採血して、折れ線グラフの血糖曲線を作るんだよ。

 

その子の血糖値の変動パターンを知るためだね。

 

だけどニャンコってさ、病院にいるだけで血糖値が上がりっぱなしで、お家にいる時とはまるで違う。だからあんまり意味がなかったりするの。😽

 

 

だからと言って、ニャンコの採血は飼い主さんには難しい。まあ、中にはできちゃう人もいるけどね。

 

それだけ、ニャンコのことを大事に思って愛してくれているんだね。😻

 

だけど、たとえ信頼する飼い主さんでも、ニャンコにとっては、採血はやっぱり苦痛でストレス。🙀

 

ましてや病院での採血は、とっても恐怖で苦痛。僕だって嫌だよ。毎回ぴょんぴょん跳ねて抵抗しちゃう。😾

  

糖尿病ニャンコの血糖コントロール/長谷川動物病院
   FreeStyleリブレ/長谷川動物病院

 

そんなニャンコのために、今は、『FreeStyle リブレ』っていう、採血なしで、連続して血糖を測定できる装置があるんだよ。

 

僕も着けられました。

 

この装置は、血糖(グルコース)の測定可能範囲が40~500mg/dLで、15分ごとにグルコースの平均値が自動で記録されるスグレモノ。😻

 

人間用の医療機器なんだけど、1回装着すると最長で2週間、お家でスマホか、専用のリーダーをかざすだけで、血糖値を知ることができるんだよ。😺

 

500円玉くらいの大きさのセンサーを体に貼り付けて、その後は飼い主さんがスマホのアプリで血糖値を知りたい時に確認できるし、血糖曲線を自動で作ってくれるんだよ。😻

 

これなら、ほぼリアルタイムで低血糖も高血糖もすぐわかるから、安心だよね。😻

 

病院のPCとも情報を共有できるから、とっても便利♪

 

わざわざ、飼い主さんから血糖値を知らせてもらわなくても、ペット手帳や電話で、先生からアドバイスが受けられるよ。😺

 

そしてその2週間の間に、リブレの血糖値と、尿糖の値や、飲水量(尿量)、症状や動作を擦り合わせとくと、いいと思う。

 

尿糖や飲水量がこれ位の時、こんな表情の時は、血糖値は大体これ位ってね。😸

 

そういう変化を感じたまま、定期検診の時に先生にお話しするといいと思うよ。

 

 

 

リブレは最初の装着以外は、ニャンコは頻繁に病院に行くことも、入院して何度も採血する必要もないんだよ。😺

 

僕みたいに、おとなしくていろんなことを気にしない、上下運動とか激しい運動をしないニャンコには、とってもお勧めです。😽

 

インスリン注射を始めて3〜4週間経った頃とか、インスリンの投与量を増やしても血糖値が安定しない時とか、糖尿病性ケトアシドーシスの入院中にも、効果的だと思うよ。😺

 

 

欠点は、センサーが皮膚から浮いてしまった場合は、2週間以内でも(装着直後でも)使用不能になってしまうこと。2度付け不可なの。😿

 

センサーの装着はコツがあって、先生たち、とっても慎重にしてるよ。一発勝負だからね。

 

元々人間の皮膚と違って、動物の皮膚は毛刈りが必要だし、テープ類やシールがくっつきにくいんだよね。😿 

 

だから、ニャンコやワンコの皮膚にリブレを装着する時には、皮膜スプレーや医療用の接着剤が必要なんだよ。😺

 

皮膚に貼りっぱなしだから、そのうち痒くなってくるだろうしね。😿

 

僕はあんまり気にならなかったけど、気にする子は、術後服を着た方がいいかもね。😺

 

よく動く子は、さらにテープでセンサーの縁を平に補強した方がいいかも。

 

毛がだんだん伸びてくると、その分センサーを押し上げちゃうしね。😺

 

それに、シールが剥がれるっていうよりも、皮膚が動いて引っ張られると、センサーの細い測定器の部分が抜けたり曲がっちゃうことがあるみたい。😽

 

体を丸めたりしてセンサー部分の皮膚が突っ張ると、一時的に測定不能になる場合があるけど、そんな時は体勢を変えると測れるようになるから心配ないよ。

 

 

2週間以内に測定不能になった場合、人間ならば、無料で交換してくれるみたいだけど。。ニャンコやワンコは元々適応外使用だからね、保証の対象外。😿

 

それでも、入院して何度も採血されることに比べれば、ニャンコにも飼い主さんにも、とってもありがたい機械だと思うよ。😽

 

1度装着してその便利さを知ってしまうと、2週間後にはまた着けたくなるかも。

 

そんな装置です。😸

 

 

血糖値の推移がわかるとね、どのインスリン製剤を、何時頃に何単位注射して、食事を何時にこれ位与えて、って先生はアドバイスができるんだよ。😺

 

血糖値の変化がわからなければ、先生だって適切なアドバイスができないでしょ。当てずっぽってわけにはいかないからね。😽

 

血糖値をコントロールするためには、血糖値の変化を知ることが大前提。

 

まずは敵を知ることだね。😺

 

 

 

 

以上、昔はとっても『気にしい』だったはずなのに、今は何事もあんまり気にならない僕。いい歳のとり方をしたのかなぁって、思うマオでした。😸

 

単純にボケてきただけ?😽🥲

 

 

 

 

 

※時々お問い合わせをいただくのですが、診察を伴わない個々のご質問にはお答え致しかねます。申し訳ありません。