こんにちは、スタッフニャンコのマオです。😺
寒いなって思っているとまた暖かくなったり、クマも冬眠するか悩んじゃうそんな今日この頃、みんな、元気?😸
寒くなるこの季節にニャンコがなりやすい病気は、猫風邪と泌尿器疾患(膀胱炎)だよ。😺
猫風邪はワクチン💉があるからさ、打ってない子は冬が来る前に、早めに接種してもらってね。😸
今回は、冬に多い膀胱炎のお話です。😺
寒くなると、ニャンコはますます冷たいお水を飲まなくなるからね。
トイレが寒いところにあると、我慢しちゃうかもしれないし。🙀
膀胱は、腎臓で作られたおしっこが尿管ていう細い管を通って流されてきて、排尿されるまで一時的に貯められる場所だよ。
膀胱炎は膀胱の炎症。飼い主さんも経験者、いるでしょ?😽
いろんな原因で膀胱に炎症が起きると、頻尿や血尿、排尿時の痛み、トイレ以外の場所で排尿(おしっこを我慢できない)しちゃったりするよ。
原因や程度によっては、自然に治ったように見える時もあるけどね、あんまり放置しないほうがいいと思う。😿
放置して悪化させちゃうと、腎盂腎炎とか、尿路閉塞とか、命に関わる腎臓の障害を引き起こすことがあるからだよ。🙀
だから、ニャンコがちょこちょこトイレに行ったり、便秘みたいに長い時間トイレにいるときは、早めに病院で診察を受けてね。😺
【主な原因】
①膀胱結石
②細菌感染
③ストレス(原因不明)
④その他(腫瘍など)
若いニャンコは、『特発性膀胱炎』とか、『膀胱結石』の場合が多くて、半分以上は『特発性膀胱炎』って言われてるよ。😺
『特発性(とくはつせい)』っていうのは、原因不明っていう意味。
膀胱炎の症状があるのに、おしっこの検査をしても、結石(結晶)や細菌や腫瘍細胞が見つからないケースだよ。😺
原因はまだよくわかっていないんだけどね、生活環境や、ストレスとか、肥満などが関わっているんじゃないかって言われてる。
だから、生活環境の見直しやダイエット、サプリメントや精神安定剤のお薬をお勧めすることもあるよ。
お年寄りのニャンコの場合は、『細菌感染』や、『尿路結石』が原因の場合が多くて、泌尿器系のできもの(腫瘍)ができてることもあるんだよ。😺
【主な検査】
①尿検査
②レントゲン検査
③超音波検査 など
尿検査では、細菌や結石(結晶)、腫瘍細胞があるかどうか、pH、潜血反応の有無などを確認するんだよ。😺
細菌が見つかったら、最適な抗菌剤を調べるための検査が必要になる場合もあるよ。
レントゲン検査では、腎臓、尿管、膀胱、尿道の、泌尿器系のどこかに結石がないかどうか、それぞれの臓器の形や大きさに異常がないかを調べるよ。
レントゲンの良いところは、泌尿器系だけじゃなくて腹部の他の臓器や骨や関節の様子も知ることができるところだね。😽
超音波検査では、膀胱や腎臓の内部の様子を知ることができるよ。😺
レントゲン検査でわかるのは外側の輪郭までで、内部の様子は超音波検査でないとわからないんだよ。
腎臓だったら、尿管結石のせいで腎盂が広がって水腎症になっていたり、腎臓腫瘍の様子とか。
膀胱だったら、結石の様子だとか、炎症が長く続いたせいで膀胱壁が厚く肥厚していたり、膀胱腫瘍ができていたりってことが確認できるよ。
全ての検査が必要なわけじゃないけど、検査の数が多いとね、触診だけではわからない情報量が増えて、治療がしやすくなるんだよ。😺
そもそも原因がわからなければ、適切な治療ができないでしょ?😽
【治療】
原因が『細菌感染』だったら、抗菌剤の投与だよ。
『膀胱結石』の場合は、結石の種類によって、療法食で石を溶かすか、手術で取り除くか。
『特発性膀胱炎』のときは、生活環境の詳しい聞き取りをして改善のアドバイスかな。療法食やサプリメントやお薬をお勧めする場合もあるよ。😺
【予防&再発予防】
人間のお医者さんなら、「たくさんお茶を飲んで、たくさんおしっこをしてください。おしっこは長く我慢しないようにね。😉」って言われるはず。😺
だから、ニャンコがたくさん水分を摂取できるように、おしっこを我慢しなくて済むように、飼い主さんが工夫してあげてください。😸
具体的には、ニャンコはそもそもお水をあんまり飲まない生き物だし、無味無臭のお水って、人間だってたくさんは飲めないでしょ?😽
だから、ドライフードにお水やお湯をかけちゃうとか、ウエットフードに切り替えちゃうとか、お魚やお肉の煮汁をまぜちゃうとか、暖かいお湯をあげるとか、器を陶器に変えたり高くして飲みやすくしてあげるとか、流水の飲水機を用意するとか、ニャンコの好みに合わせて色々工夫をしてみてください。😸
そしてニャンコがトイレを我慢しないように、トイレの置き場所、トイレ砂の種類や大きさ、トイレの数や大きさ、もちろん清潔に保つなど、ニャンコの好みに合わせてね。
大きいからね、ニャンコのトイレへのこだわりは。気に入らないと我慢しちゃうんだよ、ニャンコはね。😽
運動不足で肥満気味の子は、キャットタワーや猫じゃらしを利用して適度に運動を促したり、療法食で少しずつダイエットしてね。
ニャンコは太ると糖尿病のリスクが高くなるんだよ。僕みたいにならないように気をつけてね。(僕は糖尿病の治療中)😽
生活習慣や環境の改善については、先生たちが相談に乗ってくれるよ。😺
わからない時は相談してみてね。😸
以上、『猫猫(マオマオ)』って呼んで欲しいな😻の、マオでした。😽
だけど、僕の『マオ』は『真男』なんだよ。ほんとはね。😼😽😅
※時々お問い合わせをいただくのですが、診察を伴わない個々のご質問にはお答え致しかねます。申し訳ありません。