避妊手術は開腹して卵巣と子宮を、去勢手術は切皮して精巣を取り除く手術です
望まない妊娠を防ぐことができます
女の子の避妊手術は、乳腺腫瘍、子宮蓄膿症、卵巣・子宮の腫瘍などの、
男の子の去勢手術は、精巣腫瘍、前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなど、性ホルモンに関連した病気の予防に効果があるとされています
また発情に関する性的なストレス(食欲不振、神経過敏、雌犬の発情出血)や、問題行動(マーキング、喧嘩、鳴き声)、脱走による交通事故を防ぎ、オス猫の尿臭を減らすことが期待できます
麻酔に関連するリスクはゼロではありませんが、少なくすることは可能です
手術後のホルモンバランスの変化によって、食欲が増し(色気より食い気)代謝が落ち、さらに運動したがらなくなることで、太りやすくなります
(けれど食事によるカロリーコントロールによって肥満の予防は可能です)
ワンちゃんと猫ちゃんの妊娠期間は、およそ60〜65日です
メス猫ちゃんは生後4ヶ月以降に発情し、妊娠すると2ヶ月後には出産をして、1度に1〜6匹ほどの子猫を生みます(その約半分はメス猫)
十分な食事を与えられれば、猫は1年間に3〜4回も出産可能です!
猫の多頭飼育崩壊は、決して他人事ではないのです
メスのワンちゃんには発情期の出血がありますが、猫ちゃんは発情期の出血がありません もしも出血していたら、それは異常事態です!
妊娠中での避妊手術は、大きな妊娠子宮を取り出すためにお腹の傷口が大きくなり、切除される子宮に含まれる血液量も多く、その分の血液を失うことになりますので母体のダメージがとても大きいです
また、発情中の手術も、切除する卵管や子宮体が腫大して脆くなりますので、手術リスクが増加します
猫の場合、早期の手術による発育障害はないとされ、逆に、早期手術の方が体の負担が軽く回復も早いと言われるようになりました
女の子のワンちゃんは、6ヶ月〜1歳くらいの間に最初の発情期を迎えますので
避妊手術を希望される方は、発情前での実施をお勧めいたします
当院では犬猫ともに発情前の、生後5ヶ月頃の、早めの手術を推奨しているため、体重別の料金を設定しています
男の子の去勢手術(陰睾の開腹手術を除く)は、手術当日にお帰りできます
女の子の避妊手術は、1泊の入院が必要です
私たちの病院は、木曜日が休診日ですので、手術が可能な曜日は
オスの去勢手術は、月、火、水、金曜日
メスの避妊手術は、月、火、金曜日 (犬猫共)となります
料金、犬猫以外の動物など、詳しいことは直接にお問い合わせください
♦️当院で1年以内にワクチンを接種された🐶🐱は、手術日前日からのお預かりを無料で行っています♦️
(猫ちゃんと5㎏未満のワンちゃんが対象です)
詳しいことは直接にお問い合わせください
🔸 オプション 🔸
🌼必要なワクチン接種、ノミ・マダニ予防をされている子は、抜糸まで病院でお預かりをして、投薬を含めたお世話をさせていただくことも可能です
お薬を飲ませることなど、術後のお世話が不安な方は、お申し付けください
1. お電話で手術についての問い合わせ、手術日のご予約をお願いいたします ☎︎025(379)1120
2. 初診の方は、手術の前に1度診察を受けていただきます(初診料とカルテ登録料がかかります)かかりつけの方は、動物に異常や心配なところがなければ当日まで心静かにお待ちください
3. 手術当日の朝、ワンちゃんはお散歩を済ませ、お水は飲んでも構いませんが、朝食は与えずにご来院ください(前日の夜10時以降に、何か食べてしまった場合は必ずお電話でお知らせください)
4. 動物の診察後、改めて手術の流れと確認を行い、料金を含めた詳しいお話をいたします その後、手術の同意書をいただいて動物をお預かりします
5. 手術が終わり動物が麻酔から醒めるのを待って、お電話で無事終了のご連絡をいたします(お仕事中でも必ずお電話に応答できるようにお願いいたします)
6. 男の子は当日5時以降に、女の子は翌日にお迎えをお願いいたします
7. 7〜10日後の抜糸まで、お家で投薬と安静を保っていただき、お世話をお願いいたします(⚠️投薬ができない時は、必ずお知らせください⚠️)
8. 抜糸を済ませ、異常がなければ終了です お疲れさまでした
⚫︎男の子♂
🔸鼠径部精巣腫瘍 🔸会陰ヘルニア 🔸肛門周囲腺腫
⚫︎女の子♀
🔸乳腺腫瘍 🔸卵巣腫瘍 🔸子宮水腫
🔸正常(猫) 🔸妊娠子宮 🔸子宮蓄膿症